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1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。

これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。

【緊張解消に役立つツボ】

今回は普段から以下の症状で悩んでいる方に、すぐ役立つツボをご紹介します。

● 運動すると、すぐ心臓がバクバクし、息切れする
● 緊張しやすい
● あがり症
● 赤面
● のぼせ
● 動悸

・・・・・・

先月、久しぶりに、友達と一緒に山登りに行ってきました。

山道がどんどん険しくなっていくに連れ、段々と心臓がバクバクし、息切れをして呼吸が苦しくなってしまい、顔から血の気が引き、途中何回も休憩しなければならない女性メンバーが続出。

その時、私がそのメンバーの一人の、掌にあるツボを押し揉むと、案の定、激痛!!

1~2分そこをほぐすと、呼吸がすっと楽になり、心臓の動悸も収まり、掌の痛みも緩和されました。

そして、息苦しさを感じた時には、すぐにそのツボを押し揉むようにと伝え、その後、そのメンバーは、楽に登れるようになりました。

私が押し揉んだツボ(経穴)は、心包経の「労宮(ろうきゅう)」。

「労宮」は、名前通り、労作した後の宮殿という意味。

心包経は心臓の働きを司る経絡で、肉体の心臓を動かすエネルギー(気)が流れる道。

心臓を動かすエネルギー(気)の滞りが起こると、心臓の供血不足が起こり、動悸や息切れが激しくなりやすくなります。

その時、よく滞りが起きるポイントは、この「労宮」。指で押すと、痛く感じるはずです。

「労宮」は両手の掌の真ん中あたりにあり、手の第3と第4掌骨の間(軽く握りこぶしを作った時に中指と薬指の先端の間)です。

このツボは、緊張をほぐすためにも、もってこいのツボでもあります。

以前、私はヨガインストラクターの研修やテストの担当をしていました。テストの時、あまりにも緊張しすぎて、思うようにトークを続けることができず、途中何回も中断したインストラクターがいました。

その時、そのインストクターに手の掌を出してもらい、「労宮」を軽く押してみると、案の定、「痛いっ、痛いっ、痛いっ」の連呼。

そして1~2分そこを揉みほぐすと、心臓のドキドキがすっと収まり、緊張して赤くなっていた顔色も正常になり、その後、落ち着いてテストを続けることができて、無事に合格できました。

心臓機能が低下している方、特に心包経の働きが弱く、心包経に気の滞りがある場合、労宮に痛みがよく出ます。

運動中、息苦しさを感じやすく、動悸が激しくなりやすい、そして、普段、緊張しやすく、赤面、あがり症、のぼせなどの症状が出やすく、また、日常的に疲れがなかなか取れない、ストレスが溜まりやすい方も、是非、「労宮」を押してチェックしてみてください。

そして、ここだけではなく、心包経が通る二の腕の真ん中も押してみてください。
(上腕内側の真ん中、肩から肘横紋までの間)

その辺を押してみて痛く感じれば、心包経の気の滞りがあります。
心包経の気が滞ると、心臓の熱を全身に回しにくくなり、上半身にこもりやすくなります。

そうなると、上半身が熱いのに、下半身が冷えたカラダができてしまいます。
特に、更年期に、この症状がでる方はとても多いです。

気や熱が上半身にこもっている状態なので、何かの刺激を受けると、血圧が急変し、緊張、のぼせ、赤面などの症状が出やすくなります。

いかがでしょうか。

心当たりがありますか?
是非、ご自分でチェックしてみてください。

皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回もどうぞお楽しみに♪

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