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これまで【連載】ヨガの八支則ってなぁに?(1)~(8)では、ヨーガスートラの八支則をお伝えしてきました。

この連載では、ヨーガスートラの八支則から、「ヤマ」と「ニヤマ」について解説していきます。
また、おススメのヨガポーズもご紹介しますので、ぜひ行ってみてくださいね。

では「ヤマ」の5つの項目についてひとつずつ見ていきます。今回は3つ目「アステーヤ」についてです。

健全な境界線を保つために盗まない「アステーヤ」

「アステーヤ」とは「不盗」と訳され、盗まないことを指します。

まずは目に見えるもので例えてみましょう。

「お金」や「モノ」を盗んではいけない、ということは容易に想像がつきますね。盗まれた方は傷つきますし、盗んだ人は捕まるかもしれません。

たとえそんな大ごとではないものであったとしても、盗んだことを気づかれてしまえば、周りの人々から信用されなくなっていくでしょう。自分の行いが自分に返ってくるわけです。

では、目に見えないものに関してはどうでしょうか?

例えば、相手の時間を盗むこと・相手の知識を盗むことを上げてみましょう。毎回遅刻する人は、その行いを積み重ねていくことで周りの人々から信用されなくなっていきます。

誰かが書いたことを、さも自分が思いついたように書けば、そうされた相手は傷つき、そのことが明るみに出れば、これも自分の信用を失うことになるでしょう。

もし、盗んだことに誰も気がつかなくても、誰より本人が盗んだことを知っています。このようなことを続けていけば、そのうち自分自身が信頼できなくなってしまいます。

では、相手から自立を奪うこと・相手から考える力を奪うことはどうでしょう。

もしかしたら、親しい人の間で起こりがちなことかもしれません。

相手になんでも与えて、やってあげる…なんだか一見いいことをしているようにも見えます。しかし相手が望むも望まぬも湧かないうちから、すべて先回りをして与えたら、相手は自分で考えることもせず、何もしなくなって、やってもらうことを待つだけになるかもしれません。

やってもらって当然となるかもしれません。

すべてをやってもらっていると、その人は物事を自分で判別することが難しくなります。判別できなければ、人は自分で決めることができず、納得ができません。それはのちに、自分への信頼の不足となっていくことでしょう。

考えることや自立を奪うとは、相手が自分自身の信頼する力を奪うことになるのです。

また、このように人との境界線があやふやなままだと、相手も同じように、こちらの領域に踏み込んでくるようになります。

そんな状況の中では、自分を信頼し、互いを思いやる心は育ちません。結局、自分も、相手も、辛い思いをするのです。

安心して世界と繋がるために

総合して考えてみると、「アステーヤ」とは、自分の境界線を保ち、相手の領分に土足で踏み込まないための練習ということになります。

相手を尊重するためには相手をよく見て、よく聞いて理解することが必要になります。

そして自分の境界線を保つためには自分の心を注意深く観察し、自分の領域を知っていくことが大切です。

見えるものも見えないものも、奪ったり奪われたりしないように、自分のふるまいには常に注意深くいきたいものです。

おススメのヨガポーズ「自分の輪郭を知るヴィーラバッドラーサナⅡ」

ヴィーラバッドラーサナⅡは勇敢な戦士のポーズとも言われます。

体全体を大きく伸ばして広げて、力強くその輪郭の中にとどまります。自分のカラダと心をどのように見ているのかを知り、どのように扱うのかを自分で決める、良い練習になるでしょう。

ポーズについてもっと詳しく知りたい方は、こちらもあわせてお読みくださいね。

【あわせて読みたい】
▼【ヨガポーズ解説】安定感と強さがみなぎる「戦士のポーズⅠ・Ⅱ」

いかがでしたか?

人との関わりに息苦しさがある時ほど、ヨガのポーズに立ち返り、自分自身の行いに集中をしてみると良いかもしれません。

この世界との関わりが、皆さんにとって居心地の良いものでありますように。

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