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これまで【連載】ヨガの八支則ってなぁに?(1)~(8)では、ヨーガスートラの八支則をお伝えしてきました。

この連載では、ヨーガスートラの八支則から、「ヤマ」と「ニヤマ」について解説していきます。
また、おススメのヨガポーズもご紹介しますので、ぜひ行ってみてくださいね。

では「ヤマ」の5つの項目についてひとつずつ見ていきます。今回は2つ目「サティヤ」についてです。

真実を見つめる「サティア」

「サティヤ」とは「真実」と訳されます。

真実を正しくとらえ、正直であることを指します。

「嘘をつかないこと」と言われることも多いですが、これは、嘘をつかないために、正直に思ったことを伝えなさいと言うことではありません。

まずは、その「真実」を相手に伝えることが、その人にとって役に立つことであるかを考えます。

次に「アヒムサー/アヒンサー(非暴力)」に心を置いて、相手を傷つける物言いは避け、相手に伝わるようにお話をします。

そして、話す必要のないことは口を慎むのです。

このように1番目に出てきた「アヒムサー/アヒンサー(非暴力)」は、そのあとの項目のベースとなります。

また自分に対しても、「真実」であるのかを客観的に見ていきます。

ヨガのレッスンはこの練習をするのに適しています。レッスンの中で見ていくのは「カラダに苦がないか」、「呼吸が楽に通っているか」、「心が安心してこの場所にいるか」です。

五感を使い、呼吸に意識を向け、カラダと心から感じることをそのまま受け取っていく練習を続けていくと、「そのまんまでよし」と心が軽やかに、今にいることができるようになっていきます。

すると必要のない判断をしている時に気がつけるようになっていくのです。この気づきはいずれ、真実を見極める力となっていきます。

自分にも相手にも苦しみを与えないために、ありのままをみて、行動を見極める

生きていくうえでは、対人関係に悩むこともあるでしょう。

こんなお話があります。

“ある時もめ事が起きました。双方主張することがあり、その主張はそれぞれの人にとって真実でした。そのうち、一方の話のみ聞いていた周りの人がもう一方を責めるようになりました。”

一つの側面からのみ物事を見れば、その一面しか見えないのは当然ですね。お互いを苦しめる状況が続きました。

関わる人みんなが、ある側面からだけ見て判断をして責めるのではなく、ありのままを見て、お互いの苦しみを思いやれていれば、よき方向に行けたのかもしれません。

必要なことは、それぞれが相手の立場を思いやり、決めつけや判断はせずに真実を見極めること。そして、それをもとにどう行動するのが全員にとってベストなのかを考え、双方に伝わる言葉で対話をすることだったのです。

「サティヤ」は、この見極めの力を培い、自分と、この世界との関係をより、よい方向に導いていくための練習なのです。

おススメのヨガポーズ「ありのままを感じる半月のポーズ(アルダチャンドラーサナ)」

半月のポーズ(アルダチャンドラーサナ)は、片脚のバランスをとるポーズになります。脚がバランスを取ろうとして、さまざまな方向へ動いていることを感じられるでしょう。

まずは揺れている事実に気がついてみましょう。

そのカラダの感覚を感じながら呼吸が楽に、規則的に通っているのかを感じていきます。そして心が何かしらの判断をしていないか注意深く見守ります。

例えば「なんで私だけこんなに揺れているんだろう?」「ピタッと止まってかっこよくポーズをとりたい」などですね。

比較や、「こうしなければならない」という判断に気がついたら、感覚と呼吸に立ち返り、ありのまま、そこにいる練習へと戻ります。

いかがでしたか?

続けていくうちに自分との苦のない関わり方が分かるようになり、それがのちに、世界との苦のない関わり方へと開かれていきます。コツコツと楽しんで練習を続けていきましょう!

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