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汗には質の良い・悪いがある?

私たちのカラダは、外気温に左右されることなく、体温を一定に保つ恒温動物です。体温調整をするために欠かせない活動が、発汗(汗をかくこと)です。この体温調整システムについては、「体温調整を担う、うるわしき「汗」の秘密」で詳しく説明していますので、参考にしてくださいね。

汗をかくことで体温調節ができる機能が備わっているにも関わらず、冷房の普及や、食生活の変化で、汗腺の働きが衰え気味の現代人は汗をかきにくくなっていたり、かいた汗の質が良くない場合が多いとも言われています。

質の良い汗をかけるとこんなイイコトがあります。

・ミネラル欠乏を防いで基礎代謝アップ  → ダイエット効果アップ
・老廃物の排出・免疫物質の分泌      → 抵抗力・免疫力アップ
・毛細血管の流れ促進           → 美肌効果・印象アップ
・短時間の蒸発で雑菌の繁殖を抑制  → 体臭予防

ではどういう汗が質の良い汗なのか?良い汗の特徴・悪い汗の特徴を挙げますので、チェックしてみましょう。

■質の良い汗のポイント

□小粒でサラサラしている
□汗をかくとすっきり爽快になる
□味がなく限りなく水に近い
□臭わない
□目に入っても痛くない
※弱酸性である

■質の悪い汗のポイント

□ベトベトで粒が大きい汗
□汗をかくと疲れる
□しょっぱく、すっぱい
□臭う
※アルカリ性である

『質の良い汗』をかくためには、日頃からたくさん汗をかいて汗腺の働きを活性化【=汗腺トレーニング】することが大切と言われています。

じんわりと汗をかく有酸素運動や、歩行、半身浴、またヨガなどを上手に活用することで、質の良い汗がかけ、私たちのカラダに備わっている体温調節機能をアップグレードすることができます。

また、汗と食事は関係が深く、動物性の脂を摂る機会が多いとベタベタな 「質の悪い汗」をかきやすいと言われています。

質の悪い汗のチェック項目が多かった方は、発汗促進作用やカラダを温めてくれる食材(例:ショウガ、レンコン、カボチャ、ニラなどの冬の野菜)を摂ることも効果的です。

【安井シンジの台所】栄養がギュっとつまってる、穴のあいた「レンコン」の話!

汗腺トレーニングには、最適なヨガ

全身の筋肉をじっくりゆったり使って血流を促進し、カラダの中にたくさんの酸素を送り込み内側から熱を生み出すヨガは、質の良い汗をかく運動に最適と言われています。

特に、汗のかきやすい温かい環境で行うヨガ(ホットヨガ)は、汗をかいて体内から熱を出そうとする働きが高まり、体温調節機能が活発になります。

水分をこまめに取りながら、腹式呼吸でゆっくりと行うヨガは、リンパの流れも促進するため、汗を出す、リンパが流れるという好循環を生み出します。

ただ、あまり汗が出ない、汗がかけないという方もいると思います。

現代の生活に慣れて、体温調整機能や汗腺の働きが鈍くなっている方は、焦らずコツコツ、汗をかくような習慣を取り入れていきましょう。

また筋肉をつけることで、カラダの熱量も高くなります。ヨガのような運動を続けることはもちろん、カラダの中から温めてくれるショウガをベースとした燃焼系飲料なども上手に活用してみましょう。

汗腺トレーニングにおススメのヨガポーズ&健康法!

筋肉量の多い下半身を使って熱生産を高めるイスのポーズ&汗腺が低下しやすい手足をしっかりと刺激する弛緩法をご紹介します!

イスのポーズ

1:脚を閉じて真っ直ぐに立ち、胸の前で合掌します。
2:息を吸って背筋を伸ばし、吐きながらお尻を斜め後ろに引くように 両膝を曲げます。
3:2の姿勢が安定したら、息を吸いながら両手を斜め上に伸ばし、 吐きながら両手を肩幅より少し広いくらいに開いていきます (5呼吸キープ)。
4:息を吸いながら、両膝を伸ばし頭の上で 合掌。吐きながら両手を胸の前で合掌し1に戻ります。

【Point】
下半身をしっかり使うために、両太ももを内側に押し合うように意識しましょう!またお尻をしっかり後ろに引いて重心を下ることで、ももの裏側もしっかりと使えます。

■筋弛緩法(きんしかんほう)

1:両手をぎゅーっとにぎり、力を入れて5~6秒キープします。
2:力を入れた手を、一気に緩めます(10秒くらい緩める)。
3:上記1・2を5~10セット行いましょう。
脚も同様に行いましょう♪

【Point】
力を入れるとき、力を抜くときは思いきって行い、力が抜けた感覚も十分に味わいましょう。

発汗は自律神経とも関係が深いため、心をリラックスさせ、自律神経のバランスを整えてあげることも重要です。

いかがでしたか?

汗をかきやすい季節や、夏場などは特に匂いのエチケットとして、制汗剤(デオドラント剤)を使う方も多くいると思います。

制汗剤の効果をより高める意味でも、匂いも少ない質の良い汗をかける汗腺トレーニングをプラスして、快適な毎日を過ごしましょう。

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