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ヨガレッスンに通っているうちに、「ヨガの教えでは…」と哲学的な考え方を耳にすることはありませんか?ヨガはカラダを動かすだけのものではなく、心の働きを定め、幸せになるための哲学が起源となっています。

この連載では、ヨガの哲学の中でもヨーガスートラの八支則についてひとつずつ解説していきます。

今の呼吸を感じ続ける「プラーナヤーマ」とは

「プラーナヤーマ」は「調気法」と訳されます。

呼吸によって、エネルギーを整えることを指します。

吸う息と吐く息の動きに意識を向けることから始め、呼吸を丁寧に調整し、繊細に感じ取ります。

心を呼吸の感覚に沿わせていくことで、そのエネルギーを「今」に置くための方法です。

日常では五感が様々な刺激をキャッチして、心はそれに反応し続けます。心は縦横無尽に動き回るので、じっとしているということがありません。

しかし仕事や日常生活に追われ、カラダや呼吸をじっくり感じる時間をなかなかとれない私たちは、どれだけ心が動いているのか、なかなか気が付くことができません。

カラダが一つの形に快適にとどまると、心がいつもどれほど激しく動いているのかが見えてきます。過去のことをふと思い出してみたり、今まで先延ばしにしていたことを考えたりして、落ち着きません。

そうやって心の動きにとらわれてしまうと、その反応に突き動かされ、何とも居心地が悪いので、とりあえず「じっとしている」ことから抜け出ようとします。

ため息をついてみたり、呼吸が不規則になったり。カラダをもぞもぞ動かしてみたくもなります。

つまり心の状態と呼吸、そしてカラダは繋がっているのです。

「たくさん動く」から「一つのことに集中」へ

では、目に見えない心の動きを落ち着かせようとするなら、どうしたらよいのでしょう?

よく「呼吸で心を穏やかにする」といいますが、まさにこのこと。
つまり、動く心に集中してなんとか落ち着かせようとするのではなく、呼吸に集中して心を収めていくのです。

具体的には「呼吸をしている時の感覚に、常に意識を向け続けること」になります。呼吸の感覚とは、例えば「お腹の動き」や、「鼻腔を通る空気を感じる」ということですね。

心に「ひと呼吸ひと呼吸で感じることのすべてに全集中する」という仕事を与え実践していくことで、「今」している「呼吸」に心が沿っていく、つまり「今」に静かに心を置くことが徐々にできるようになっていくのです。

私たちを動かす源である、心のエネルギーの手綱を握るのが呼吸なのですね。

いかがでしたか?

呼吸の方法は種類があり、自己流で行うとカラダに負担がかかることもあると言われます。練習する時は、まず、信頼できる指導者の下で少しずつ繰り返し練習をしていきましょう。

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