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疲れているのに寝つきが悪い、眠れない、たくさん寝ても目覚めが良くないなど、皆さんは“睡眠の質”に悩まされることありませんか?

特に寒い時期に睡眠の質が下がると、「もっと寝たい、ベッドから出られない…!」とスッキリ起きられない状態になる人も多いはず。

睡眠不足や不眠は集中力や注意力の低下だけでなく、うつ病や生活習慣病の原因になるともいわれています。

今回はインドの予防医学アーユルヴェーダの視点から、睡眠の質を向上させるためのヒントをみていきましょう。

アーユルヴェーダの視点からみる不眠の原因とは?


風のエネルギーを持つヴァータドーシャは、出張・旅行など不規則なライフスタイルが続いたり、ストレスの多い日々を過ごしたりすると増加します。

ヴァータドーシャの乱れは、不安や心配事に悩む、緊張にさらされるといった心が落ち着かない状態になり、眠りが浅くなったり寝つきの悪さの原因になったりすることも。

寝つきの悪さの原因には他のドーシャが関連するときもあります。

寝る前に、頭が冴えるような行動や、判断力や理解力を求められるようなことを行うことで、火のエネルギーを持つピッタドーシャが増加するのです。

さらに、PM10:00~AM2:00はピッタドーシャが優勢になる時間。相乗効果でピッタドーシャが乱れることで深夜に目と頭が冴え、ついつい夜更かしをしてしまうこともあります。

一方、しっかり睡眠時間は確保しているはずなのに寝足りないなと思いながら起きている方は、水のエネルギーを持つカパドーシャが増えていると考えられます。

カパドーシャは、長時間の睡眠時間や、昼寝、日中の運動不足などによって増えてバランスが乱れます。

また、皆さんも経験があるはずの「冬から春は起きるのがつらい」という症状。これは、冬から春へと季節の移り変わりによって、カパドーシャが優勢になるためでもあるのです。

※ドーシャについて詳しく知りたい方は『世界最古の予防医学“アーユルヴェーダ”とは?』をチェック。

お悩み別 睡眠の質を上げるアーユルヴェーダの対策法

睡眠の質が下がってしまう原因を確認したところで、次に眠りの質を上げるためにできることをご紹介します。

寝つきが悪い・眠りが浅い場合


ヴァータドーシャの乱れによって、寝つきが悪い、眠りが浅いといった睡眠の質が低下している方には、まず十分な睡眠時間の確保おすすめします。

例えば、8時間~9時間の睡眠時間があれば、眠れなかったとしても心地よいベッドの上で何もぜずに、ゆったり過ごしてカラダを休めることができます。

就寝時間を早めてカパドーシャが優勢な時間帯のPM9:00前後にベッドに入るようにすると、自然に眠りにつきやすくなるとアーユルヴェーダでは言われています。

他にも、ぬるめのお風呂に入ったり、耳をオイルでマッサージしたりすることも気分が落ち着き、ヴァータドーシャのバランスを取ることにつながります。

日頃から質の良い睡眠を維持するために、必須アミノ酸「トリプトファン」を含む鶏むね肉や大豆製品、乳製品をいただくこともおすすめです。

目や頭が冴えて眠れない場合


目や頭が冴えて眠れないといったピッタドーシャの乱れにより睡眠の質が低下している方にも、同様にPM9:00時前後にお休みすることをおすすめします。

アロマテラピーもおすすめの対処法です。ウッド系の香りや、ラベンダーやローズの香りなど、気持ちが穏やかになる香りが良いでしょう。

また、カルシウムを含むホットミルクも精神状態を安定させる効果があるので、心を落ち着かせてピッタのバランスを整えてくれます。

この眠る前のひとときは、物事を判断せず、ただあるがままを静観することが大切です。

物事の判断はピッタドーシャを刺激し、質の良い眠りを損ねる原因になりかねません。次の日を有意義に過ごすために穏やかに眠りにつきましょう。

寝足りないと感じる場合


寝ても寝ても寝足りないのがお悩みのカパドーシャの乱れには、夕食を軽くし、場合によっては断食を取り入れてみましょう。

カパドーシャの乱れ=増加は、ドーシャの持つ重性などのエネルギーにより、長い睡眠を好みがちです。これを緩和するためには、食事を調節したり、消化を促すため夕食後に散歩をしたりするのがおすすめです。

さらに、睡眠時間は6時間前後に抑えて毎日の運動を日課にしてみましょう。

今回は、睡眠についてお伝えしました。アーユルヴェーダでは、睡眠は食事の次に大切な行為と考えています。

皆さんもご自身の“睡眠ライフ”を見直しながら上質な睡眠を目指してみませんか?

監修:大櫻千春
ヨガスクールFIRSTSHIP アーユルヴェーダ外部講師

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