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ヨガの知恵でズバッと解決 教えて!ヨガ哲子の部屋

本日のお悩み

先が見えない不安の中、毎日を精いっぱい生きていても満たされず、ツライです。現実から逃げたい、けど逃げられない。私の人生これでいいのかな、と思うことも。何かいい対処法はありますか?

「今の時代というものは、なかなかに生きづらいわ・・・。」と、私哲子も言わざるを得ないと思う、今回のお悩みです。

この「教えて!ヨガ哲子の部屋」には、嬉しいことに、たくさんの方がお便りを寄せてくださいます。

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それが、ちょうど1年前くらいから、「お悩みの『質』が変わってきたわ」と思うことが増えました。

・「いくら頑張っても報われないです。つい、あきらめてしまう癖がつきました。」
・「毎日が出口の見えないトンネルを走っているようで、苦しいです。どうしたらいいですか?」
・「人や社会、いろいろな『分断』が気になってしまい、強い疎外感を感じるようになりました。」

なにか具体的に、「これ」に悩んでいます、というお悩みというよりは、ご自分の置かれた状況や生き方、人生そのものを、漠然と「悩んでいる」方のお便りが増えているように感じています。

それは、まるで不可抗力のように感じてしまう世の中の大きな流れに、小さな存在のご自分が飲み込まれてしまう、心の叫びのようにも聞こえます。

「こうあるべき」「こうしなければならない」という世間の理想を求める大きな声を、ちゃんと聞いて、まじめに対応しよう、雰囲気を読んで行動しよう、という心根の優しいお方こそ、気がついたらこの種のお悩みを抱えている方は多いのではないかと思います。

今回、お悩みのあなた様も、そうですね。

先が見えない不安の中、毎日を精いっぱい生きている方。なのに、ツラさを抱えていらっしゃる。現実から逃げたい、けど逃げられないと、現実に向き合う努力をなさっている方なのです。

でも、その頑張りも、ずーっと続けていたらしんどくなるはず。心の糸がプツンと切れて、私の人生これでいいのかなと、ふと思いたくなるのも、無理はありませんね。

私、このお悩みを受け取った時に、こう思いました。

「逃げていいのですよ」と。

「逃げるは恥だが役に立つ」は、遠い異国ハンガリーのことわざにありますが、「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切なのよ」と教えてくれています。

日本にも「逃げるが勝ち」という古い教えがありますものね。(ハンガリーも、日本も、一体なにがあったのかしら・・・。)

「逃げる」という表現に少し抵抗を感じるかもしれないけれど、「状況を変える」と捉えていただければいいかしら。ご自身の置かれた場所や状況を意図的に変えていいのです。それはご自分の意志で変えられるのよ、という力強いメッセージなのですね。

さて、ここで、あなた様に具体的な対処法をお伝えします。ご自分の意志がしっかり感じられるようになるために、私哲子も意識的に取り入れている方法です。

それは「呼吸」

ゆーーーっくり、ふかーーーく、呼吸をすること。おなかの底から深く吐いて、胸が大きく膨らむように、たっぷり時間をかけて呼吸を続けるのです。吸う息と吐く息が同じ長さになるように、それを数回繰り返してください。

私の愛する「ヨーガ・スートラ」には、呼吸を通して、私たちは体全体を整え、心を整えることができる、とあります。

カラダの動きの中で、唯一呼吸だけは、私たちが直接コントロールすることができるのですね。

呼吸の乱れは、心の不確かさにつながります。逆に、心のツラさは、呼吸で救うことができると言ってよいでしょう。

呼吸の調整は「プラーナ・ヤーマ」といって、ヨガや瞑想の大事な練習のひとつなのです。

私たちは微笑んでいる時、落ち着いている時や眠っている時は、ゆったりした呼吸をしていると言われます。また、怒ったり、焦ったり、悲しんでいる時、呼吸は浅かったり、早かったり、止まったりしているの。

だから、この自律神経によって調整されている呼吸を意図的に変えて、心の乱れを収めましょう、という試みなのですね。

いかがでしょう?

ゆーーーっくり、ふかーーーく、呼吸をしたら、すこし落ち着いてきましたか?

心の叫びそのものを我慢したり、なかったことにする、それは無理というものです。その心のアラートを受け取った時に、確実にご自分ができる対処法として、この呼吸をお使いになってみて。

呼吸はいつもあなた様を支えてくれている、偉大なカラダの働きなのです。

心が落ち着いて、冷静さを取り戻してきたら、きっと状況を変える余裕や視野の広さも戻ってくることでしょう。逃げる=住む場所を変える、お仕事を変える、人間関係を変える、環境を変える、捉え方を変える・・・。

同じ場所で引き続き頑張っていくにも、前向きに変わっていくかもしれませんね!

心地よい呼吸とともに、ちょっと外に出かけたきっかけが、あなた様から生きづらさを取り除くきっかけになりますように。

どんなときも意識したいのは、心を安定させる「呼吸」

本日のお言葉

呼吸を整えること(プラーナ・ヤーマ)
長く静かな呼吸(ディールガ・スークシュマハ)
ヨーガ・スートラ2章49節・50節 から抜粋
どんなときも、呼吸は私たち支え、体全体を整え、心を整えてくれます。見失いそうになったら、まずはいつもそばにいる「呼吸」に寄りそってみましょう。

またお会いしましょうね♪

ヨガ哲子

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