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花粉やホコリが多い季節にやっかいなのが、鼻のムズムズや鼻づまり。そんな鼻の中のストレスを一掃してくれる「鼻うがい」をご存知でしょうか? 鼻の中がスッキリするのはもちろん、免疫機能のアップなど、健康効果も高いそうです。

今回は「鼻うがい」のメリットと正しいやり方を、アーユルヴェーダ講師のSahokoさんにレクチャーしていただきました。

鼻がツーンと痛くならない秘密は、生理食塩水

外部から鼻の中へ侵入した花粉やホコリなどの異物をキレイに洗浄する「鼻うがい」。

「鼻の中をうがいする」なんて聞くと、鼻の中に水が入ったときの、あのツーンとした嫌な痛みを思い出して尻込みしてしまいそうですが、痛みは全く感じませんのでご安心を。

「鼻うがいでは真水ではなく、人の体液と浸透圧が同じに作られている生理食塩水を使って行うので痛みはありません。鼻の穴にフィットする容器などがあればできますが、薬局で売っている鼻洗浄用の容器やネティポット(上記写真参照)と言われる鼻うがい専用のポットを使うとスムーズに行えます」(Sahokoさん)

■鼻うがいのやり方

容器やポットの中に生理食塩水を入れた後、頭を横にかたむけ、容器やポットの先を片方の鼻の穴に入れる。

そのまま生理食塩水を流し込んでいくと、もう片方の鼻の穴から自然と出てくるので、しばらく流す。その後、一度鼻をかんで逆の鼻も同じように行う。

「ポイントは、前かがみで行うこと。前かがみになり、ネティポットから水を入れる鼻を反対の鼻より少し高い位置になるようにすることで、水が喉の方へ入ることを防ぎ、正しく鼻洗浄を進めることができます」

<鼻うがいのメリット>

・花粉症対策
・鼻づまりの改善
・風邪予防
・免疫機能の保持・向上
・鼻炎改善
・蓄膿症の軽減・改善 など。

■生理食塩水についての注意点、つくり方

生理食塩水はドラッグストアで購入することも可能ですが、自分で作ることもできます。ただし水道水を用いる際は、細菌感染を防ぐため必ず煮沸消毒して殺菌し、人肌のぬるま湯(37度前後)まで冷ましてから使用すること(冷水、熱湯は避ける)。
ミネラルウォーターや殺菌済みの精製水を使用する場合は、人肌まで温めます。

ぬるま湯1リットルに対し、天然の塩(※1)を9g入れてしっかりと溶かします。(コップ1杯200ccの場合は約2g。濃度が0.9%になるようにする)。
煮沸消毒した水は、24時間以内に使い切らないといけないため、朝行う場合は、毎回作りなおすことをおススメします。

※1 天然の塩は、パッケージ裏の製造方法や工程欄に「天日、平釜」などと記載があります。「イオン膜、溶解、立釜、乾燥」と記載のあるもの、また「塩化ナトリウム99.9%以上」と記載のあるものは精製塩になります。

鼻うがいの仕上げは、セサミオイルの点鼻ケア

鼻うがい後は、鼻腔内が乾燥しているので、市販のセサミオイル、または食用の太白ごま油で鼻の中の保湿ケアを行いましょう。

■点鼻のやり方

スポイトを使って片方の鼻の穴に1〜2滴セサミオイルを垂らした後、指の腹でもう片方の鼻の穴を塞ぎ、オイルを吸い込む。さらに吸い込んだ鼻も指で押しながら、オイルを鼻の中に塗りこんでいく。

30秒ぐらいするとオイルが喉に下りてくるので、飲み込まずに痰と同じように吐き出す(注:喉や鼻が乾燥しすぎている人は、オイルが下りてこない場合もある)。

「鼻血が出やすい方やキリキリと刺すような頭痛がする人は、ごま油ではなく、ココナッツオイルやギーを。また、ナスヤオイルと呼ばれる点鼻専用のハーブがブレンドされたオイルもおススメです」

鼻うがいは、鼻に炎症がある場合には絶対に行わないこと。鼻の中の花粉やホコリ、汚れやウィルスなどを洗い流してくれるものなので、普段からの習慣にして、アレルギーや風邪の予防対策として取り入れてみてはいかがでしょうか?

※本記事はアーユルヴェーダのメソッドにより予防的に健康増進をはかるものです。
※鼻うがいは、正しく行わない場合は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。方法、用量を正しく守って行ってください。

監修:Sahoko
ヨガスクールFIRSTSHIP講師

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