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最近キッズヨガというクラス名を耳にすることが増えてきました。一方で、ヨガは子どもにとって必要なものなのか、子どもがヨガをすることでどんな可能性があるのか、気になっている方も多いはず。

そこでこの記事では、キッズヨガの魅力や効果、将来性について解説します。

キッズヨガってどんなもの?

キッズヨガは、心やカラダが大きく変化する幼児~19歳までの子どもたちが、健やかな心とカラダを育み、ライフスキルを身に付けることができる理想的なツールです。

子どもたちが置かれる環境は、かつてより複雑になり、実体験を伴う学びが圧倒的に減ってしまいました。

WebやSNSなどオンライン上で簡単に多くの人とつながったり、バーチャルの世界で刺激的な経験をしたりすることは、まだ実体験が乏しい子どもたちにとっては危険なトラブルになりかねません。

例えば、そういった特殊な世界のなかでの経験から生まれるストレスや感情にどう対応したらいいのかわからず苦しんだり、未完成な自分のカラダについての意識が著しく乏しいために、自分でも思うように扱えなかったりするのです。

また、座ったり走ったりという基本的な動作ができない子どもたちも増えているため、キッズヨガのポーズの練習は、自分のカラダの変化に気付き、調子を整えるとともに、体力の向上を図る手助けにもなります。

さらに、子どもたちの置かれる環境が大きく変わってきた時代だからこそ、子どもたちが健やかに成長し、それに関わる大人たちも安心して子どもたちに関わることができる可能性をキッズヨガは持っているのです。

それでは次に、キッズヨガの効果・可能性を紹介していきます。

キッズヨガの大きなメリット5つとは?

子どもたちがキッズヨガを行うことでどんな効果が得られるのか、大きく分けて5つのメリットをお伝えします。

1.運動能力の発達

ヨガのポーズや呼吸法、カラダを使ったゲームを通して、子どもたちはさまざまなカラダの動きを体験し、空間感覚、身体意識を育めます。

2.自己認識

自分自身に深く意識を向ける経験は、自分のカラダと前向きに関わる手段を身に付けるための初段階になります。

特に思春期の子どもは、アンバランスに成長していく心やカラダに戸惑い、自分を見失い苦しむ傾向があります。

そんなとき、キッズヨガでは自分の内面で起きていることを認識させます。自分を見つめ直すことができるヨガのツールを用いて、自分の感情へ意識を向け、その感情に上手に対応できるようになるという経験を、幼いうちから経験することができます。また、それが本人の自信やココロのゆとりにもつながるのです。

さらに、経験を通して、感情的、身体的境界線を知る助けとなります。例えば、受容することや批判しないこと、自尊心、自己へのいたわりを学ぶことができます。

3.自己制御

健全な自己認識がなされることにより自己統制、ストレスの軽減の仕方を学ぶことができます。

起こった出来事に対して反射的、感情的な反応ではない対処法を知り、子どもたちが自分や周りの世界と上手につながることを可能にするのです。

さらに、キッズヨガを通して得られる想像力、運動(遊び)、休息、呼吸、集中する経験は、子どもたちの緊張を解きほぐすツールとしても最適。

自分に合ったストレスマネージメント方法を知り、自分にとって有効な方法を選ぶ力が身に付いていくでしょう。

4.自己の確立

ヨガクラスの中を中立的な社会環境にすることで、子どもたちは周りに対して「いい顔」をするのではなく、自分に正直になることの練習ができるようになります。

人と違うことが「個性」ではなく、自分らしいあり方が「個性」であることを理解します。

こういった経験で、自己が確立しているからこそ、他者への理解(共感)が開かれ、良好な人間関係を築くことができるようになります。

5.成功体験(意欲)

結果に伴う勝ち負けではなく、プロセスの中から、自分にとっての成功や充実感を味わうことができるようになっていきます。

子どもたちが結果にとらわれず、前向きに何かにチャレンジしていく意欲を育むことができるでしょう。

細かくいえば、さらにたくさんの可能性があるのですが、これらの素晴らしい効果を達成するために、キッズヨガを提供する大人側にも必要な心構えがいくつかあります。

キッズヨガで大人が注意すべきこと

キッズヨガを実施する大人側が注意すべき点は次の5つです。

  • 自己顕示欲を捨てる。その時間は子どものためのものであること(主体は子ども)を忘れない
  • 自己開示をする。自分の能力以上のものを求めない、ありのままの自分でいる
  • 大人の手を加え過ぎてコントロールしようとしない
  • 全ての答えを与えない
  • 問いかけ(ディスカッション)を多く使う

子どもたちのヨガをリードする人は、ポーズや呼吸の方法を指導するというよりも、伝えたツール(ポーズや呼吸法)を子どもたちがどのように扱っていくかを見守り、助言する役割。

大人に依存させることなく、子どもたちを支配せず中立的な立場として存在し、その場の柱として関わることが大事です。

キッズヨガを行うことで大人にもこんな効果が!

キッズヨガは「子どものためのもの」ですが、実はそれを提供する大人側にもたくさんのメリットがあります。

  • 子どもとの良好な関係性の築き方を知ることができる
  • 子どもに対して余分なストレスを感じることが減る
  • 子どもに対して高圧的・感情的にならなくなる、それによる自己嫌悪もなくなる
  • 大人自身に、どんな自分も受け入れる心が生まれる
  • 自分のことを好きになる

そう、キッズヨガを実施することで、子どもが経験する成長や変化を、隣でサポートする大人も一緒に身に付けることができるのです!

何かを経験をすることにはいつでもリスクはつきものですが、マットの上という安全な環境でこのような経験をできるなんて、とても素晴らしいことですよね!

キッズヨガは、これからの未来を生きる子どもと、それを支える大人をつないでくれる心強いツールとなっていくでしょう。

たくさんの可能性を秘めたキッズヨガに、みなさんもチャレンジしてみませんか?

監修:Rie
ヨガスクールFIRSTSHIP講師・キッズヨガ指導者

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