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誰にでも、どうしても「好きになれない人」はいるものです。そんな他人に対するマイナスの感情が消えないときも、マインドフルネス瞑想が役に立ちます。

そこでこの記事では、苦手な人へのマイナス感情を減らすための「メッタ」という瞑想法をご紹介します。

なぜ、嫌いな人のことを考え続けてしまうのか

「あの人の話し方が嫌い」「いつも自慢されてムカつく」「あれを持っていて妬ましい」など、他人に対してマイナスの感情を抱いてしまうことは誰にでもあるもの。

こうした人間関係の問題は、大きなストレスにつながります。私たちは過去に起きた出来事と、未来に起こりそうな出来事について考えがちです。

そして、嫌いな相手のことなど別に考えたくもないのに、つい「なぜあんなことを言われたのか」とか「今度会ったとき、どうしよう」などと余計なことばかり考え続けてしまいます。

そしてやがて「嫌いな人に気を取られている自分」が嫌になり、さらにストレスも増してしまうのです。

私たちは、過去のさまざまな記憶や経験の蓄積から同じような状況になったときに、“好き”や“嫌い”という感情が反射的に生まれます。

それをヨガでは「心のクセ」と捉え、それに気付くことが大切と考えます。この感情のクセを繰り返しているうちに、蓄積され、ますます嫌いという気持ちが大きくなってしまい、悪循環となるからです。

とはいえ、一度苦手なイメージがついてしまった人に対して、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいものですよね。

そんな、ネガティブな感情にとらわれたときに実践したい瞑想法が、「メッタ」です。

ポジティブな感情を自分の中に育てる「メッタ」瞑想法

メッタとは、古代パーリ語で「慈愛」という意味があり、自分自身と他者に対する愛情、寛容、幸福、善意といった感情を抱く能力を養うことができるようになる瞑想法。

つまり、瞑想しながら苦手だと感じている人に対して愛情や慈しむ気持ちを育てるトレーニングです。

【メッタ瞑想の行い方】

①姿勢を正して目を閉じ、自分のカラダと自然な呼吸に意識を向けながら瞑想をします。

②自分が慈しみたい人(ネガティブな感情を抱いている相手)のことをイメージし、それによって起こるカラダの感覚や感情の変化に注意を向けましょう。

③その人に向けて次のフレーズを心の中で唱えます。
・あなたが幸せでありますように。
・あなたが健康でありますように。
・あなたが無事でありますように。
・あなたが心安らかでありますように。

まずは瞑想状態で自分のカラダと呼吸に意識を向け、心のクセではなく「今、ここにいる私」を感じ取れるようになると、穏やかな心を取り戻すことができます。

そのあと、ストレスの原因となっている人の表情や声を思い出すと、胃がきゅっと締めつけられたり、鼓動が速くなったり、汗ばんだり、不安になったり、イライラしたり……さまざまな反応があるはず。

そのうえで、あえてその人に対して優しい言葉をかけてみます。最初は「なんであんな人に!」と腹立たしく感じるかもしれませんが、これはトレーニングなので焦らなくても大丈夫。積み重ねるうち、少しずつカラダと心のありようが変わってくるはずです。

相手への感情が穏やかなものへ変わるのを感じられたら、人に優しくあることができたあなた自身のことも慈しんであげましょう。

人に優しくあることで、自分にも優しくなれる。人間関係のストレスを感じたとき、そっと目を閉じて、メッタ瞑想を試してみてはいかがでしょうか?

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