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春になり、転職や進学などで環境が大きく変化をする季節を迎えました。

新生活にドキドキ、ワクワクする一方で、慣れない人間関係や環境にストレスを抱えたらどうしようと、不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、ネガティブな場面に遭遇した時に心をポジティブにする方法を、ヨガの古典書である『ヨーガスートラ』からご紹介します。

ネガティブ思考をポジティブ変化させる力 (プラティパクシャバーバナン)

誰にでも負の感情や気分に見舞われ、それらに流されてしまうことがありますよね。

以前、「ポジティブシンキング」という言葉が流行りました。現在はその言葉もすっかり定着し、私たちの間に浸透しているようにみえます。

しかしこの言葉には少し落とし穴があるように思うのです。

単に前向きな思考や楽観的というのは、現実をきちんと見ていない、または状況を判断できていない、客観性を失っているともいえるのではないでしょうか?

それに比べるとヨガにおけるポジティブシンキングは、一般的なポジティブシンキングとは少し異なります。ヨガの古典書である『ヨーガスートラ』には、このような文章があります。

「ネガティブな思いによって混乱した時は反対のポジティブな事を思い浮かべるべきである」

出典元:ヨーガスートラ2章33節

この文章から、ヨガ的な考え方のヒントを紐解いてみましょう。

「ネガティブな思いによって混乱した時」とは、私たちに無意識的にすり込まれている条件反射や、もともと兼ね備えている心の傾向により起きてしまう、衝動的な言動を指します。

過去に起きた出来事をもとに、「これはこうだ」と決めつけていることは、誰しもあると思います。

私たちの心の動きに合わせて五感は常に働き、感情に繋がっています。ですから、私たちの感情が動く仕組み自体を変えることは不可能です。

そこでヨガでは、自分がコントロールできないことは手放し、自分がコントロールできることのみにフォーカスするように教えています。

マイナスな思いを抱いてしまうこと自体をコントロールできないのであれば、その反応した事実のみをプラスの方向に変えることにフォーカスするのです。

自分の思考の癖や反応パターンを観察する

まず、自分の癖や反応パターンを観察してみましょう。

皆さんは日頃、特定の状況や言葉に対して、無意識的にネガティブな反応をしていませんか?

もしそのシチュエーションが再び起こり、心が反応しそうになったら、まず“意識的”に自分を客観視してみてください。

今までのように、無意識的に繰り返していた言動を思い留まって自分の心の動きを客観視してみると、問題だと思っていたことがそれほど気にならなくなるはずです。

次に、自分がネガティブに感じる物事を全て紙に書き出してみましょう。書き終わったら、想像力を膨らませ、それらをポジティブに変換できるような言動を書き出してみます。

こうして、再び同じことが起きた際にポジティブな選択ができるよう、準備しておくわけです。

心からポジティブに思えていないものでも、私たちはプラス思考の言葉に変換し、繰り返し唱え、行動することによって、潜在意識に働きかけ、マイナスな思いをプラスの力に変えていくことができます。

これは「アファメーション」といわれるものですが、「苦手だな」と思っている人でも「いい人だ」「好きになろう」と思いながら接しているうちに、次第に好印象を抱けるようになるのです。

ネガティブな反応を示した自分を、どうぞ否定せず認めてあげてください。その反応に感情が流されないようにすることが大切なのです。

そして、初めは心からそう思えていなかったとしても、ポジティブな言葉や行動を日頃から意識的に行うことによって、おのずと突然の衝動にも流されないようになります。

まとめ

ここでお伝えしたポジティブシンキングとは、きちんと現実を見つめ受け入れた上で、それをプラスの思考や行動のレベルにまで持っていくことです。

現実を受け入れるということは、ありのままの自分を見つめることです。それはとても勇気がいることですが、今よりももっと楽に生きられるようになる近道でもあります。

自分自身も周囲で起きる出来事もありのままに受け入れられるようになった時、本当の意味でオープンマインドな状態でいられるのです。

今回ご紹介した『ヨーガスートラ』は、私たちが生活していく上で心がけていくべき考え方を教えてくれる一冊です。

心を穏やかに落ち着けたい時は、
『ヨーガスートラからみる心を穏やかにする3つの方法』も併せてご覧ください。

監修:Makoto
ヨガスクールFIRSTSHIP講師リーダー

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