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1日1分、経絡やツボをさわって流して未病予防

皆さん、お元気さまです。東洋医学普及活動家の羅予澤(らよたく)です。

私が日々勉強している東洋医学の観点では、心とカラダに影響を及ぼす一つの要素として「経絡」や「ツボ」があります。

これから皆さんに、1分で読めて、1分セルフケアするだけで、ご自身の健康への気づきが得られ、簡単に未病予防ができる対処法をお伝えしていきます。

【足の滞りはどこ? その8】

以前、私が主催した、ワークショップ「全身歪み大発見」に参加されたある方から、「1年前から、骨盤と太もものつなぎ目のところが痛く、病院で坐骨神経痛と診断され、いろんな整体を受けても一向によくならなかった。どこが悪いですか」とご質問をいただきました。

彼女が指でさしている患部(下図の赤色枠)は、足胆経が通る場所でしたので、太ももの外側、胆経のツボ「風市(ふうし)」(下図の青色枠)を押したところ、「痛いっ」と飛び上がるほどでした。

今回もいつも私が使っている経絡の図で説明しますね。

■胆経図

「やはり、胆経の「気」が滞っているから、下に詰りがあると、上に老廃物が溜まりやすく、痛く感じますよ」とお話し、足胆経のいくつかのツボ(上図の黄色枠)を3分間ほぐしてあげました。

そして、どうですかと確認したら、彼女は「先ほどより痛くない」といい。

さらに2分間ほどほぐし続け、もう一回確認したところ、彼女の目が丸くなり、信じられない表情で「もう痛くない!!!」、「不思議!」って連発。

たった数分ほぐしただけで、1年以上整体に通ってもなかなか解消されず、ず~っと悩んでいた痛みが消えたようです。

腰痛や筋肉痛と同じように坐骨神経痛の原因に関する西洋医学の定説はありません。

つまり、定説がないものはすべて「原因不明」となります。

これまでいろいろ仮説があるなか、9割以上の原因は腰椎椎間板ヘルニアではないかと、一般的にいわれました。

以前、ご紹介したように、これまで

「痛みの原因だと思われるはみ出した椎間板ヘルニアを除去しても必ずしも思うような改善が見られないことや椎間板ヘルニアがはみ出た状態で放置しておいても手術を行った場合と予後はあまり変わらない」

というような統計が出ているため、最新の医学研究では、痛みがない人の80%に椎間板ヘルニアが見つかり、ヘルニアが痛みの真の原因ではないことが判明しているということです。

では、痛みの原因っていったいなんでしょうか?

3000年前に書かれた現存する中国最古の医学書『黄帝内経』の第五篇「陰陽応象大論」には、「気傷痛、形傷腫」という記述があります。

これを直訳すると、痛みとは
「気の働きが傷められると痛みを感じ、外形(肉体)が傷められると腫れる」
という意味です。

すなわち、痛みの原因は、外形(肉体)の損傷によるものではなく、気(エネルギー)の滞りによる体内気圧の変化によるものだと東洋医学で考えています。

現代風に解釈すると、高くなった気圧により、周りの神経が圧迫し、痛みがでるから、気の滞りを解消し、気圧を下げ、神経に対する圧迫を解除すれば、痛みが消えるはずです。

実際は、どうでしょうか?

論より証拠!

私が経験した事例はまだ数千件しかなく、すべてのケースを網羅できませんが、今まで私が経験した事例では100%でした。

つまり、経絡(ツボなど)を揉みほぐし、気の滞りを解消すれば、たった数分で、長年悩んでいる痛みから解放されます。

人の下半身の後ろに3本の経絡(腎、膀胱、胆)が通っています。

ほとんどの坐骨神経痛が、3本の経絡(腎、膀胱、胆)、または複数の経絡によるものだと思います。痛みの場所をみて、どの経絡の滞りによるものかをまず判断します。

そして、その経絡に沿って、主なツボを押すと、滞り(押して痛いところ)が見つかるはずです。

その滞りをほぐし、痛みがなくなると、坐骨神経痛といわれる患部の痛みも消えます。

もちろん、効果的にほぐし方などテクニックの問題もあります。

今後の【連載】1分で読める!健康への「気づき」でお話していきますね♪

次回は、「胆経の滞りのチェックポイント」についてお話します。

皆様の未病予防と健康増進に役立てば幸いです。

次回もどうぞお楽しみに♪

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