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日本ではオイルを贅沢に使った施術が有名な“アーユルヴェーダ”ですが、本来は一人ひとりのカラダの性質を診断し、それぞれに合った食生活やケアをすることによって、心とカラダのバランスを整えていくインド発祥の予防医学ということをご存知ですか?

この記事では、アーユルヴェーダの歴史や効果、生活への取り入れ方など、その魅力をお伝えします。

インド発祥の伝統医療“アーユルヴェーダ”とは?

まずは、アーユルヴェーダという言葉が持っている意味をご紹介します。アーユルヴェーダは、2つのサンスクリット語から作られています。

前半の「アーユル(アーユス)」は、生命という意味があり、後半の「ヴェーダ」は知識、教え、科学という意味があります。

日本語では「生命科学」や「いのちの科学」と訳されています。

「ヴェーダ」というのは文献の名前でもあり、アーユルヴェーダは紀元前約1000年前に記された『ヴェーダ文献』が起源とされています。

文献上での記録ではここが最初ですが、アーユルヴェーダ自体の歴史はもっと古く、5000年前や10000年以上前からあるとも言われています。

実はヨガもこの『ヴェーダ文献』が起源とされています。アーユルヴェーダとヨガは姉妹科学とされており、アーユルヴェーダで肉体の健康をケアし、ヨガで心の健康を作ります。

ですから、ヨガを通じてアーユルヴェーダを知って生活に取り入れるようになったり、アーユルヴェーダを実践する中でヨガの必要性を感じてヨガを行うようになったりするのです。

「いのちの科学」と呼ばれるアーユルヴェーダが取り扱うものは、まさしく「いのち」に関わること全てであり、その教えはとても広いものなのです。

アーユルヴェーダは、すべての医学の大元とも言われています。インドの伝統医学としてあらゆる医学に影響を与えながら、長い時代を超えて今もなお世界中に広がりをみせています。

アーユルヴェーダの効果

アーユルヴェーダの目的は「健康な人の健康を守り、病気の人の病気を治すこと」と古典書に記されています。

病気の治療についてはもちろんのこと、病気にかからずに健康で長生きすることができるよう、病気の予防と健康長寿、若返り、幸せに人生を過ごすための秘訣を沢山教えてくれます。

医学ですが、病院や医者に頼ることなく、日々の暮らしの中でセルフケアを通じて病気や老化の予防を行うことができるのもアーユルヴェーダの魅力です。

「キッチンファーマシー(台所薬局)」と呼ばれるように、アーユルヴェーダでは身近にあるものを使ってケアをしたり、スパイスやハーブを使って病院で処方される薬の代用となるものを取り入れたりすることもできるようになります。

例えば、スーパーで購入できる太白ごま油を使用するケア法は、とても簡単で効果も絶大です。

オイルうがいを習慣にすることで、口臭予防、味覚の向上、歯や歯茎を丈夫にする、ほうれい線や顔の乾燥予防、小じわの軽減などの美容効果も得られます。

このような実践法の他、いのちに欠かすことができない食事、日常生活や季節の過ごし方、仕事や人間関係についても、アーユルヴェーダは私たちに人生を幸せに送るためのヒントを授けてくれます。

しかし、アーユルヴェーダもヨガも情報を得るだけではその効果はありません。

いかにご自身の生活に取り入れることができるかが重要なポイント。まずは、関心があるものや楽しそうだなと思うことを、一つから取り入れてみましょう。

全ての教えを実践しようとして、今までの生活と大きく変わりすぎると、逆にそれがストレスになり病気の引き金にもなりえます。少しずつ良い習慣に置き換えていくことが大切なのです。

アーユルヴェーダのメソッドの根本“ドーシャ”とは

ここまでお話しして、アーユルヴェーダが健康を取り扱っていることを分かっていただけたかと思います。

さらに、アーユルヴェーダが言う健康に欠かすことができないキーワードがあります。それが「ドーシャ」です。

ドーシャの語源には「病素」「不純なもの」という意味があります。このドーシャは3つあり、「トリドーシャ」と呼びます。

トリドーシャは私たち人間だけではなく、生き物や自然、時間、季節、食べ物など全てのものに作用しており、互いに影響を与え合い、常に変化しています。

つまり私たちは、常に変化しているドーシャの影響を受けながら生活しているということです。アーユルヴェーダでは、このトリドーシャのバランスがとれている状態を健康と定義します。

そして、呼吸や血液循環、排泄、消化など私たちの生理機能もトリドーシャの働きによって果たされています。

逆にトリドーシャのバランスが乱れると、生理機能がうまく働かなくなり病気を引き起こすことになるのです。トリドーシャは次のように構成されています。

≪ヴァータ≫ 運動のエネルギー/空と風の元素
冷性・軽性・乾燥性・粗性・動性という性質を持ち、全ての動きや運搬、神経伝達、呼吸、血液循環、排泄などの機能を司る。

≪ピッタ≫ 変換のエネルギー/火と水の元素
熱性・軽性・鋭性・液体性という性質を持ち、消化、吸収、代謝、体内の化学変化などの機能を司る。

≪カパ≫ 結合のエネルギー/水と地の元素
冷性・重性・緩慢性・停滞性という性質を持ち、体液や粘液、潤滑液などカラダの潤い、肉体の成長や構造、体力維持などの機能を司る。

アーユルヴェーダを学んでみよう

アーユルヴェーダに関心が出てきてもっと深めてみたいなと思ったら、本やこうしたコラムを読んでみるのもオススメです。

ですが、「アーユルヴェーダに関する文献が沢山あって読んでみようと思って買ってみたものの、新しい言葉がいっぱい出てきてなかなか読み進めることができない」という声も耳にします。

アーユルヴェーダは、先生から生徒さんへ口伝で継承されてきたという歴史があります。

先生から分かりやすく説明してもらうことで、日常生活にも取り入れやすくなり、間違った理解や実践法を修正することができるので、より効果的ですね。

繰り返しになりますが、アーユルヴェーダを生活に取り入れるときには、くれぐれも無理がないところから、ストレスにならないものから♪をお忘れなく。

監修:Sahoko
ヨガスクールFIRSTSHIP講師

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